ブロッコリーの栄養基礎知識

ブロッコリーの特徴、栄養・効能、茎ブロッコリー、選び方、保存方法、旬の時期、仲間など、知っておきたいブロッコリーの基礎知識。

ブロッコリーの特徴

ブロッコリーとはアブラナ科の緑黄色野菜で、地中海沿岸原産の野生キャベツがイタリアで改良されたものといわれています。
別名は「芽花野菜(めはなやさい)」「緑花野菜(みどりはなやさい)」。
食べる部分は、つぼみとその茎です。

ブロッコリーの栄養・効能

β-カロテン、ビタミンC、葉酸が豊富に含まれ、ビタミンB1・B2などのビタミンB群、ビタミンE・K、食物繊維、ミネラルではカルシウムやカリウム、マグネシウム、鉄なども豊富です。
とくに、ビタミンCは野菜の中でもトップクラスで、ブロッコリーのビタミンC含有量はレモンの1.2倍(100gあたり)です。
つぼみよりも茎の部分にビタミンCやβ-カロテンが多く含まれているので、茎は捨てずに食べましょう。
また、ブロッコリーには、「スルフォラファン」という抗酸化作用があり、がん予防効果が高いといわれる成分が含まれるため、「がん予防が期待できる食べ物ランキング」ではブロッコリーが上位に入っています。

茎ブロッコリーとは

茎の部分が細長く、つぼみの房が小さいため、細かく切り分ける必要がない品種です。
別名「スティックブロッコリー」ともいい、「スティックセニョール」という商品名でも流通しています。
茎の部分はやわらかく、甘味があり、アスパラガスに似た食味です。

ブロッコリーの選び方

ブロッコリーは全体的に濃い緑色で、色ムラがないもの。つぼみが硬く引き締まり密集しているもの。つぼみの中央部分がこんもりと盛り上がり、重量感があるものを選びましょう。
切り口がみずみずしく、黒ずんでいないもの。茎にスが入ったような空洞ができていないものが新鮮です。
大ぶりなもものほど熟していて、やわらかく甘味が強くなります。

ブロッコリーの保存方法

ブロッコリーを生のまま保存する場合は、外側の葉を取り除き、ポリ袋に入れたりラップで包むなどして、野菜室で保存します。その際、つぼみを上側に立てておくようにしましょう。2~3日程度保存できます。
ブロッコリーを茹でてから保存する場合は、塩をひとつまみ入れた熱湯でかために茹で、水をよく切って密閉できる容器に入れ、冷蔵庫で保存します。1~3日程度保存できます。
ブロッコリーを冷凍保存する場合は、小房に切り分けて、塩をひとつまみ入れた熱湯でかために茹で、粗熱を取って、水をよく切って、保存袋に重ならないように入れ、袋の中の空気を抜いて冷凍します。1ヶ月程保存できます。使う時は半解凍で炒め物などに利用します。

ブロッコリーの旬の時期

通年出回っていますが、ブロッコリーの旬は11月から3月です。

ブロッコリーの仲間

ブロッコリースプラウト。
カリフラワー、ロマネスコ、カリフローレ、キャベツ、ケール。

出典:ブロッコリーの基礎知識 – 食品食材栄養事典

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