「ATM」と「CD(キャッシュディスペンサー)」の違い

ATMを日本語では「現金自動預け払い機」、CD(キャッシュディスペンサー)」は「現金自動支払い機」という。
日本語を見比べると、預け入れ機能の有無となるが、両者の違いはそれだけではない。

CDは「Cash Dispenser」の略。
意味はそのまま「現金自動支払い機」で、預貯金の引き出しのほか、残高照会、カードローン、クレジットカードのキャッシングなど、現金の支払いにかかわる機能に制限されたものとなっている。

ATMは「Automated Teller Machine」の略。
「Teller」は金融機関の窓口業係のことで、「Automated Teller Machine」を直訳すれば「自動金融窓口業務機」。
つまり、金融機関の窓口の業務に近い機能をもつのがATMである。
金融機関や機械によって使える機能は異なるが、ATMは預貯金の預け入れ・引き出しのほか、残高照会、通帳記入、振込、振込予約、振替、ローンの返済などできるものが多く、カードローン、定期預金や外貨預金の申し込みや解約、キャッシュカードの暗証番号変更といった、様々な機能がついたATMもある。

このように、ATMとCDでは機能に大きな違いがあるが、あまり区別されておらず、「CD」も「ATM」と呼ばれることが多い。

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