裸足(跣)と素足の違いは、履物を履くか履かないかの違いである。
裸足は、何も履いていない足や、履物を履かずに地面を歩くこと。
素足は、靴下や足袋などを履かないことをいう。
素足は靴下などを履いていないことだが、裸足は靴下だけでなく靴も履いていないこと。
「素足に靴を履く」とは言うが、「裸足に靴を履く」とは言わない。
また、野外で何も履かずに走る場合は、「裸足で走る」と言うのが正しく、「素足で走る」とは言わない。
生足は、靴下やストッキングを履いていない女性の足をいう俗語で、男性には使われない。
素足と同じ意味で使われることもあるが、生足は「生脚」とも表記され、靴下を履いていない足よりも、ストッキングを履いていない足に対して多く使われる。
素足は足首からつま先までに重点が置かれた表現であるのに対し、生足は足首から太もも辺りまでに重点が置かれた表現である。
レギンスを履いている場合、足首より先は何も履いていないため「素足」と言うが、足首より上は隠れているため、「生足」と言うことは少ない。
靴下を履いている場合に「素足」と言うことはないが、靴下を履いていても、脚の露出が多いスカートなどで肌を晒している場合は、「生足(生脚)」と言うことがある。