「干支」と「十二支」の違い

今年の干支を言う際、2106年であれば「申年(さるどし)」、2017年であれば「酉年(とりどし)」と表現されるが、干支は十干と十二支を合わせた「十干十二支」の略なので、本来は誤りである。

十干は、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)。
十二支は、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)。

この十干と十二支を順に組み合わせ、甲子(きのえね)、乙丑(きのとうし)というのが干支で、2016年であれば「丙申(ひのえざる)」、2017年であれば「丁酉(ひのととり)」が干支である。
干支には60の組み合わせがあり、一巡すると還暦になる。

干支の読みには、「えと」と「かんし」がある。
「えと」でも「かんし」でも十二支を表していなことに変わりはないが、十二支を表すのであれば、「干支」の音読「かんし」の方がまだ正しいといえる。

十干をよく見ると分かるが、「えと」は十干のことである。
十干は、五行(木・火・土・金・水)に、陽を表す「兄(え)」と陰を表す「弟(と)」を付けたもので、甲であれば「木の兄(きのえ)」、癸であれば「水の弟(みずのと)」を表す。
ここから、十干を「えと」と呼ぶようになり、干支も「えと」と読むようになっただけで、本来、「えと」に十二支は含まれていないのである。

ただし、現代では十干が使われることが少なく、干支といえば十二支、干支の読みは「えと」が一般的になっているため、「干支(えと)=十二支」でも間違いとは言えなくなっている。

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