昼の12時を表す正午について、「午前12時」と「午後0時」の表現が存在します。正確な時刻を指し示すにはどちらも正しいと言えますが、微妙な違いがあります。
法律的には、日本の標準時を定める法令によれば、昼の12時は「午前12時」であり、夜の12時は「午前0時」とされています。しかし、この法令は改暦が主な目的であり、十分な審議がなされなかったという経緯があります。
一方で、情報通信研究機構や国立天文台などの公的機関は、「午前12時」や「午後12時」といった表現は混乱を招く可能性があり、昼の12時は「午後0時」、夜の12時は「午前0時」と表記することで誤解を避けるべきだとしています。
一般的なコミュニケーションや日常の会話では、「午後0時」がより分かりやすく、誤解を生じにくい表現とされています。したがって、法律上の正確性と一般的な理解との違いに注意しながら、使い分けることが重要です。