「方言」と「訛り」の違い

訛りは方言を特徴づける要素のひとつなので、「訛り」を「方言」と言っても間違いではいが、それ以外の方言の要素を「訛り」と言うと間違である。

方言は、共通語に対して、ある特定の地域だけで使用される言葉をさす。
訛りは、標準語に比べて、地域特有の発音をさす。

訛りは、標準語と異なるアクセントやイントネーション、発声法などのこと。
標準語で「雨(あめ)」は「高低」とアクセントを置き、関西弁では「低高」に置くといったアクセントの違いや、ズーズー弁のような東北特有の発声法は、訛りであり方言でもある。

異なる言い回しは、訛りではなく方言。
北海道の「なまら(非常に)」、沖縄の「めんそーれー(いらっしゃい)」などは、特定の地域で使用される独特の言い回しなので、「訛り」とは言わず「方言」と言う。

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