西施乳の語源・由来

西施とは、中国春秋時代末期の越の国の美女のこと。
「美しい薔薇には棘がある」と言うように、甘くておいしいフグも毒を持っていて怖いところから、フグの白子を美しい西施の乳にたとえて「西施乳」と呼ぶようになり、フグの別名となった。

美味を西施の美しさにたとえたものには、他に「タイラギ」をいう「西施舌」があり、美女として有名な楊貴妃の乳にたとえたものには、「牡蠣」をいう「太真乳(「太真」は「楊貴妃」のこと)」もある。
ただし、「西施乳」は日本でもフグの別名として使われているが、「西施舌」や「太真乳」の使用例は見られない。

出典:西施乳 – 語源由来辞典

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