羹に懲りて膾を吹くの語源・由来

「羹」とは、野菜や魚肉を入れて作る、熱い吸い物のこと。
「膾」とは、現在は酢などで味付けをした冷たい和え物のことだが、そもそもは獣や魚の肉を細かく切った肉のことをいった。
熱い吸い物で口をやけどした者が、なますのような冷たい料理も吹いて冷ますという意味から。
多く、なにもそこまで用心深くなる必要はないのに、というあざけりの気持ちを込めて使う。
『楚辞・九章』では「羹に懲りて膾を吹くように、用心深く身の安否を顧みよ」という意味で使われている。

出典:羹に懲りて膾を吹く – 故事ことわざ辞典

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