後悔先に立たずの語源・由来

後悔は、してしまったことを後になって悔やむこと。
何かをするより先に後悔することはあり得ないため、後で悔やんでも取り返しがつかないことを「後悔先に立たず」と言う。
「後悔先に立たず」は、名言や故事に基づくことわざではないため、言い出した人物や由来を特定することはできない。
古い例としては、『金刀比羅本』(1220頃)の「しからば果して天下の大事出来なん。後悔さきにたつべからず」や、『日蓮遺文』(1277年)の「只今国土破れなん。後悔さきにたたじ。不便々々」があるが、これらが由来という訳でもない。
しゃれて、「後悔と槍持ちは先に立たず」や「後悔先に立たず、提灯持ち後に立たず」などとも言う。

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