白湯を飲む健康法は、インド・スリランカ発祥のアーユルヴェーダと呼ばれる伝統医療を発祥とし、5000年以上の歴史を持つといわれています。美容によいと耳にするひとも多いと思いますが、白湯とお湯は何が違うのでしょうか。
白湯とお湯の違い
白湯とは沸騰させてから10分ほど煮沸したものを指します。お湯には煮沸させないものも含まれることから、白湯とお湯の違いは「煮沸の有無」といえそうです。
煮沸させることで現代では塩素のような、水に含まれる不純物を飛ばし、口当たりをよくすることができるとされます。もちろん熱湯のまま飲むことはできませんから、50℃くらいの飲みやすい温度に冷まして飲みます。
白湯の効果
白湯は体を温めることで、さまざまなメリットをもたらしてくれます。
あたたかい白湯を飲むことで内臓を温め、消化管の働きを高める効果があります。そうなると消化が良くなり栄養素も効率的に吸収できるようになります。
また体温が上がることで基礎代謝を高め、冷え性を改善して血流をよくする効果も期待できます。
基礎代謝を上げることで太りにくい体質になり、血流を改善させれば老廃物を上手に排出でき新陳代謝を高めることができます。これらの作用が白湯に美容効果があると注目されるゆえんといえそうです。
コップ2杯の白湯を飲んでみよう
日本人は平均的にみると毎日コップ2杯分の水分が不足していると言われています。水分は体のなかで血液や尿となり、循環やデトックスなど重要な役割を担います。
その足りない分は白湯で飲んでみてはいかがでしょうか。特に朝の白湯はおすすめです。白湯で体温を上げてあげることで、朝からしっかり動けるようになると、1日を気持ちよく過ごすことができますよ。