アーメンという言葉は、その語源がヘブライ語の「amen」であり、「まことに、ほんとうに」という意味を持っています。この表現は「まことに、かくあれかし」として用いられ、特にキリスト教の祈りや告白で、「主よ、この私の罪をお許しください。アーメン(まことにそうでありますように)」という形で広く使用されています。
キリスト教が世界中に広まる中で、アーメンという言葉は他の言語に翻訳されずにそのまま使用されるようになりました。日本でも、室町末期に来日したキリシタン宣教師による著書『どちりいなきりしたん』(1591年刊)において、「我らを凶悪よりのがしたまへ。あめん」という表現が初めて使用されました。