あらましの語源・由来

あらましは、動詞「あり(有り・在り)」に推量の助動詞「まし」が付いた語。
本来は「希望」や「願い」などを意味した言葉で、中世前期頃から意味が変化し、「予想」や「予定」を表すようになった。
こうあってほしいという希望や期待、予定のことは「あらましごと」という。
あらましが「概略」の意味で用いられるようになったのは中世末頃からで、予定というのは確実なものではなく、大雑把にしか言えないところからと考えられる。

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