ミントは、英語「mint」からの外来語で、フランス語では「menthe(マント)」、ドイツ語では「Minze(ミンツェ)」という。
これら「ミント」を表す言葉は、ギリシャ語の「menthe」、ラテン語の「mentha」に由来し、ギリシャ神話に登場する美少女ニンフの「メンタ(メンテー、ミンターとも)」の名にちなんだものである。
メンタは冥府の神ハーデース(ハデス)に愛されるが、ハーデスの妻であるペルセポネーの嫉妬によって、草に変えられてしまった。
その草が「ペパーミント」であった。
また、ミントが清涼感ある香りを放つのは、草に変えられてしまったメンタが自分の居場所を知らせるため、芳香を放つようになったことからといわれる。