梨の語源・由来

梨の語源には、果肉が白いことから「なかしろ(中白)」、略されて「ナシ」になったとする説。
梨は風があると実らないことから「かぜなし(風無し)」で、「ナシ」になったとする説。
果実の中心が酸っぱいことから「なす(中酸)」が転じたとする説。
梨は次の年まで色が変わらないことから「なましき」が転じたとする説。
「あまし(甘し)」や「ねしろみ(性白実)」から、「ナシ」になったとする説。
奈良時代当時、ナシとリンゴの原種となったカラナシ以外に、果実の底が著しくくぼんだものが見当たらないことから、「つまなし(端無し)」の「つま(端)」が脱落したなど、諸説あるが未詳。
平安時代には、「ナシ」が「無し」に通じることを忌んで「ありのみ(有の実)」と呼ばれたり、「無し」に掛けた言葉や歌は多く見られるが、語源と結びつくものはない。

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