ずんだ餅の特徴、栄養・効能、選び方、旬の時期など、知っておきたいずんだ餅の基礎知識。
ずんだ餅の特徴
ずんだ餅は宮城県の郷土料理のひとつで、枝豆を茹でて薄皮を剥き、潰して塩や砂糖で調味した餡を餅にのせて食べる菓子です。
枝豆の旬が7~8月であることから、お盆のお供えなどによく用いられてきました。夏の食欲減退時の栄養補給として、生活の知恵から生まれた料理です。夏場には冷やして食べます。
名前の由来は諸説あり、甚太という農夫が作ったという説や、伊達政宗公が陣太刀(じんだち)の柄で枝豆を砕いたからという説、豆を打つ「豆ん打」から派生したという説などさまざまです。
郷土料理としてだけでなく、ずんだを使用したスイーツや飲み物なども開発されており、幅広い世代に人気があります。
ずんだ餅の栄養・効能
枝豆が使用されていることにより、ビタミンB1やβカロテンの摂取が期待できます。
ビタミンB1は糖質代謝を助け疲労回復に効果があり、βカロテンは強い抗酸化作用から生活習慣病予防が期待できます。
枝豆のタンパク質であるレシチンは脳の活性化に寄与するとされ、認知症予防効果に注目が集まる優れたタンパク質です。
餅は白玉団子が用いられることもありますが、いずれも糖質の補給源となり脳や身体活動のためのエネルギーとなります。
ずんだ餅の選び方
各製品使用する枝豆や砂糖の量により、味わいが異なります。
だだ茶豆などのブランド枝豆を使用した製品もあります。
ずんだ餅の旬の時期
枝豆の旬の7~8月は獲れたての枝豆を使って作ることができます。製品としては通年手に入ります。