メープルシロップの栄養基礎知識

メープルシロップの特徴、栄養・効能、保存方法、旬の時期など、知っておきたいメープルシロップの基礎知識。

メープルシロップの特徴

メープルシロップとは、カエデ科サトウカエデの樹液(メープルウォーター)を煮詰めてシロップ状にした甘味料です。
独特の香りがあり、ホットケーキやワッフルのシロップ、菓子の原料などに用いられます。
水の沸点以下で固体になるまで濃色したものを「メープルシュガー」といい、メープルシロップをさらに煮詰めて加熱濃縮した後、急速に冷やしながら撹拌して、クリーム状にしたものは「メープルバター」といいます。

メープルシロップの栄養・効能

メープルシロップの主成分は糖質(炭水化物)ですが、はちみつや砂糖と比べると糖質は少なく、カロリーも低めです。
カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、マンガン、ヨウ素、クロム、モリブデンなどのミネラルや、ビタミンB2、パントテン酸などのビタミンB群は、はちみつより多く含まれています。

メープルシロップの保存方法

未開封のものは常温で保存。開封後は冷蔵庫で保存しましょう。
開封したメープルシロップを常温保存すると、水分が蒸発して結晶化したり、はちみつのような抗菌作用がないため、雑菌が繁殖する可能性があります。
保存期間は、未開封のもので2年から3年。冷蔵庫で保存した開封後のものは1ヶ月から1ヶ月半が目安となります。
開封したメープルシロップを1ヶ月程度で使い切ることが難しい場合は、冷凍保存がおすすめです。メープルシロップは糖度が高いため、常温保存よりも少しかたくなる程度です。

メープルシロップの旬の時期

カナダでは3月上旬から4月中旬にかけて収穫されるため、3月上旬から4月中旬がメープルシロップの旬といわれることもありますが、収穫盛りをいったもので、市場に多く出回ったり、最もおいしくなる時期という意味の旬とは異なります。

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