干し柿の栄養基礎知識

干し柿の特徴、種類、栄養・効能、保存方法など、知っておきたい干し柿の基礎知識。

干し柿の特徴

干し柿とはドライフルーツの一種で、渋柿の皮をむいて天日干しした柿の加工食品です。
渋柿は生食が難しいですが、干し柿にすることで渋が抜けて甘味が強く感じられるようになります。
生果のときは甘柿の方が甘いですが、糖度自体は渋柿の方が高いため、甘柿を干し柿にしても渋柿のような甘さは感じられません。

干し柿の種類

干し柿は干し方によって、あんぽ柿、ころ柿、つるし柿、串柿、巻柿に分かれます。

あんぽ柿

渋柿の皮をむき、硫黄燻蒸し水分を半分くらい飛ばしたもの。表面に白い粉は生じず、大粒でやわらかく、甘味が強い。

ころ柿

天日干しで半乾きになった渋柿を、むしろの上で転がしながら乾燥させ、表面に白い粉が生じたもので、あんぽ柿よりも乾燥が進んだ状態。

つるし柿

縄や糸に吊るして干したもの。つり柿ともいう。

串柿

皮をむいた渋柿を竹串に刺して干したもの。

巻柿

やわらかい干し柿のヘタや種を除き、10個程度をまとめて藁で包み、巻き重ねたもの。

干し柿の栄養・効能

干し柿にするとビタミンCは減少しますが、代わりに食物繊維やβ-カロテン、カリウムやマンガンなどのミネラルが大幅に増加します。
食物繊維は不溶性が多く、整腸作用や有害物質排出を促進する効果が期待できます。

表面の白い粉はカビではなく、甘味成分の一種であるグルコース(ブドウ糖)の結晶で、即効性のあるエネルギー源になるため、疲労回復に役立ちます。

干し柿は生果に比べて100gあたりのカロリーが高くなりますが、乾燥して水分が減り、質量が変わっているためで、1個あたりで生柿と干し柿のカロリーを比較すると大差ありません。

干し柿の保存方法

常温で2~3日程度保存可能です。
湿度が高いところではカビが生えやすいため、乾燥材と一緒に密閉容器に入れて常温保存するか、冷蔵庫で保存しましょう。1週間程度保存可能です。
あんぽ柿は水分が多いため常温保存できません。商品によりますが、冷蔵保存で2~3週間保存可能です。
冷凍保存する場合は、ひとつずつ空気が入らないようラップで包み、フリーザーバッグに入れて空気をしっかり抜いて、冷凍庫に入れます。冷凍庫での保存期間は半年から1年くらいです。

出典:食品食材栄養事典

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