北海道は、明治2年8月15日の太政官布告により、「蝦夷地(えぞち)」や「松前(まつまえ)」と呼んでいたものを改称した地名。
改称には江戸末期の蝦夷地探検家 松浦武四郎が、「日高見道」「北加伊道」「海北道」「海島道」「東北道」「千島道」の6つの案を提言した。
先住民族のアイヌが自分たちの地を「カイ」と呼んでいたことから、6案のうち「北加伊道」を基本とし、五畿七道(東海道、東北道、北陸道、山陰道、山陽道、西海道、南海道)になぞらえ、「北加伊道」に「北海道」の字を当てて採用された。
北海道が正式に自治体となったのは昭和21年。
47都道府県のうち唯一「道」の行政区画名を用いる。
地名(「都府県」をつけない「奈良」など)と、行政区分(「都府県」をつける「岐阜県」など)の区別はなく、「北海道」か「北海」かはっきりされていないが、一般的には「道」をつけて用いられる。