金科玉条の語源・由来

出典は中国の詩文集『文選』にある揚雄の詩「劇秦美新」で、建国した王莽を絶賛した「懿律嘉量,金科玉條,神卦靈兆,古文畢發,煥炳照曜,靡不宣臻」に由来する。
金科玉条の金は「黄金」、玉は「宝玉」のことで、いずれも貴重なものや大切なもののたとえ。科と条は、法律や規則の条文のこと。
これらが合わさった金科玉条は、美しい金玉のように貴重な法律や規則を意味する。
そこから転じて、人が絶対的なよりどころとして守るべき大切な法律や規則や、自分の主張や立場を守るために、絶対的なよりどころとなるものを意味するようになった。
また、「金科玉条のごとく守る」などと、融通の利かないたとえに用いられることもある。

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