「検診」と「健診」は医療分野でよく用いられる用語ですが、それぞれ異なる目的と内容を持っています。両者の最大の違いは、検診が特定の病気の検査に特化しているのに対し、健診はより広範な健康状態の評価と管理に焦点を当てている点です。
検診は、特定の病気や健康状態の異常を発見するために行われる検査や診察のことです。疾病の予防や早期発見、早期治療に重点を置いており、病気の有無を確認するために広く実施されています。
例えば、「がん検診」や「歯科検診」などが該当し、これらは特定の疾患を早期に発見し治療することを目的としています。
健診は、「健康診断」または「健康診査」の略称で、健康状態を総合的にチェックすることを指します。この検査では、特定の病気を特定するのではなく、身体全般の健康状態や予防的な健康管理を目的としています。
例えば、一般的な健康診断や職場の定期健康診断、乳幼児の成長発達を調べる検診などが含まれます。