定規には、直角定規・三角定規・T定規・雲形定規・平行定規など多くの種類があるが、長さの単位の目盛りが付いているものと付いていないものがある。
また、目盛りは端から少し離れたところにある。
ものさしは、折り畳み式や直角のものがあるくらいで、定規のように種類が豊富ではない。
ものさしには、長さの単位の目盛りが必ず付いており、目盛りの開始位置は端からになっている。
定規とものさしで種類や目盛りの有無、目盛りの開始位置が異なるのは、それぞれの目的が異なるためで、定規は線を引いたり、物を裁断する時に当てがって用いる道具。
ものさしは、物の長さを測るための道具だからである。
定規をものさしの代用にしたり、ものさしを定規の代用にすることがあるが、全て代用できるわけではなく、地面から上への長さを測る場合などは、目盛りが端から付いていない定規では測りにくい。
また、曲線や角度の必要な線を引いたり、裁断をするといった場合は、定規であれば、その目的にあった種類のものを使えばよいが、ものさしでは、そのような線を引いたり、裁断することは難しい。