「市販薬」と「処方薬」の違い

市販薬は、医師の処方箋をなくても、薬局やドラックストアで購入できる薬のこと。
正式には「一般用医薬品」といい、「家庭用医薬品」や「大衆薬」「一般薬」とも呼ばれる。

処方薬は、医師の処方箋に従って、薬剤師によって調合される薬のこと。
正式には「医療用医薬品」という。

市販薬は、第一類医薬品・第二類医薬品・第三類医薬品に分類され、第一類は薬剤師、第二類と第三類は薬剤師か登録販売者の対応が必要ではあるが、薬の選択や使用は基本的に購入者の判断で行われる。

処方薬は、医師に処方してもらい、病院の薬局や院外の調剤薬局で調合されたもので、購入者の判断で選択できず、使用に関しては、医師や薬剤師の指導・助言に従う必要がある。

市販薬は、多くの人が使用することを考慮し、薬効成分の含有量が少なめに抑えられているため、副作用は比較的少ないが、効き目も比較的弱い。
また、一般的な症状を幅広くカバーできるよう、さまざまな成分が含まれているため、不要な薬効成分まで服用するデメリットがある。

処方薬は、症状のほか年齢や体型などに合わせて必要な薬効成分の含有量が決められるため、効き目は比較的強いが、含有量が多い分、副作用の危険もあるため注意が必要である。

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