しごとの「し」は、「動作」「行為を行う」意味のサ変動詞「す(為)」の連用形「し」。
しごとの「ごと」は「事」。
本来、仕事は「すること」の意味しかなかった。
「すること」は「すべきこと」でもあり、「すべきこと」は生きていくために働くことでもある。
そのため、仕事は「お金を稼ぐために行うこと」や「職業」も意味するようになり、その意味で「仕事」を用いることが多くなった。
語源からすれば、本来の漢字表記は「為事」で、「仕事」の「仕」は音からの当て字といわれる。
しかし、江戸時代には「する(為る)」を「仕る」とした例が多く見られることから、当て字とは言い切れない。