電卓と電話でテンキーの並び順が違うのはなぜか

電話と電話のテンキー(数字)の並び順

電卓のテンキーの配列は、下から上に向かって「0」、「1」「2」「3」、「4」「5」「6」、「7」「8」「9」という順に並んでいます。
電話のテンキーの配列は、上から下に向かって「1」「2」「3」、「4」「5」「6」、「7」「8」「9」、一番下に「0」という順に並んでいます。
電卓と電話で配列が異なるのは、それぞれが別々に決められたものだからです。

電卓のテンキーはどのように決まったか

電卓は計算をするための道具で、小さい数ほど使用頻度が高くなります。
使用頻度が高いものを手前にした方が、使い勝手がよくなるため、一番よく使う「0」を最も操作しやすい左下に配置し、次に小さい「1」から順に左から右、下から上に向かうよう並べられました。
「00」のキーがあるのも、「0」の使用頻度が高いためです。
同じ理由で、パソコンのテンキーも電卓と同じ並び順になっています。

電話のテンキーはどのように決まったか

電話で使う数字は、計算に使う訳ではなく、記号として扱う文字のようなものです。
文字を認識する際は、左から右、上から下に並んでいる方が自然で分かりやすいため、「1」が上にくるように配置されました。
「0」から始まって「1」「2」と続くのではなく、「1」から始まって「0」が一番下にある理由は、ダイヤル式電話が「1」で始まり「0」で終わっていたためです。
また、「0」「1」「2」、「3」「4」「5」、「6」「7」「8」、「9」と並ぶよりも、「1」から3つずつの方が分かりやすいという理由もあります。

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