目から鱗が落ちるとは
あることがきっかけで、急に物事が理解できるようになることをいいます。
盲目になった男性がキリストの奇跡によって目が見えるようになり、「まるで目から鱗が落ちたようだ」と言ったという、『新約聖書』の逸話が転じた言葉です。
本当に目から鱗が落ちる動物がいる
目から鱗が落ちるの語源となった盲目の男性は、比喩として「まるで目から鱗が落ちたようだ」と言ってるだけで、実際に人間の目から鱗が落ちることはありません。
しかし、人間ではなく、ヘビであれば目から鱗が落ちるといわれます。
まぶたがないヘビは、まぶたの代わりにコンタクトレンズのような透明の鱗で目を保護しています。
ヘビは脱皮して鱗を落とします。
目を保護している鱗も落ちるため、目から鱗が落ちる動物はヘビという訳です。
ただし、蛇は全身の鱗を丸ごと脱いでいますので、目から鱗がポロリと落ちるわけではありません。