当たらずと雖も遠からずの語源・由来

「雖も」は「~であっても」という意味。
射た矢が的に命中はしていなくとも、大きく外れているわけでもないということから。
『礼記(大学)』に「心誠に之を求むれば、中らずと雖も遠からず(君主が真心をもって実践するならば、完全にそれを成就できないまでも、ほぼ近い形には達成できる)」とある。
本来は真心の大切さを述べた句であったが、現在では「的中していないが、的中したのと大差なく、ほぼ当たっている」という意味で使われている。

出典:当たらずと雖も遠からず – 故事ことわざ辞典

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