ウドの語源・由来

ウドの語源には、「ウヅ(埋)」の転や「ウド(埋所)」の意味。
茎にトゲが多いことから、ウバラ(荊棘)の「ウ」に、トゲ(棘)の「ト」。
「ウツホ(空)」の「ウ」に、「ト(土)」。
ウドは円柱形の茎が高さ2メートルにも伸びて、枝を茂らせることから「うで(腕)」の転。
「うまい(美味い)」の「ウ」に、フキノトウなど花軸や花茎を表す「トウ(薹)」など諸説ある。

ウドは成長に従って、「ドゼン」や「シカ」とも呼ばれる。
呼び分けの際には、土中にあって食用とするものを「ウド」と言うため、これを元に考えると、「埋」や「埋所」、「うまい薹」の説が有力である。

漢字の「独活」の由来は分かっていないが、風がなくてもひとりでに動くことからという説がある。
「独活」を「どっかつ」や「どくかつ」と読む場合は、薬用とするウドの根茎やシシウドの根を表す。

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