天竺牡丹の語源・由来

天竺牡丹は、遠い異国から来た牡丹に似た花なので、この名がある。
天竺は中国や日本で用いた「インド」の古称だが、ダリアはメキシコ原産。ヨーロッパで栽培され、日本へはオランダ船によって長崎に持ち込まれた植物で、インドはまったく関係ない。
天竺牡丹の「天竺」は、接頭語的に用いて「遠方の」「舶来の」を意味する。
同じように「天竺」が使われている名前には、モルモットの「天竺鼠」、そら豆の「天竺豆」、ゼラニウムの「天竺葵」などがある。

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