ダリアの語源・由来

ダリアの原産地メキシコでは、アステカ族によって主に薬草として栽培され、「ココクソチトル(Cocoxochitl)」や「アココトリス(Acocotlis)」の名で呼ばれていた。
ダリア(dahlia)の名は、メキシコから種子が送られ栽培に成功したスペインのマドリード王立植物園長のカバニレスが、『植物図鑑』を刊行した際に命名したもの。
スウェーデンの植物学者アンデシュ・ダール(Anders Dahl)の業績をたたえた命名で、ダリアはダールの名前にちなむ。

日本には天保年間に渡来し、幕末には「天竺牡丹」の名で持て囃された。
本格的に流行したのは明治35年(1902年)頃で、天長節(天皇誕生日)の花を菊からダリアに変えたいという意見が出るほどであったといわれる。

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