竹馬の友の語源・由来

竹馬の友は、『晋書』殷浩伝の次の故事に由来する。
殷浩(いんこう)と並んで称されることに不満だっった垣温(かんおん)は、殷浩は幼い頃に自分の乗り捨てた竹馬を使っていたのだから、自分の方が優位だと人に語ったという。
この故事からすれば、「昔からのライバル」の意味になるが、「幼い頃に竹馬で遊んだ友」の部分が強調され、「幼なじみ」を表す言葉となっている。

この故事に出てくる「竹馬」は、2本の竹竿に横木をつけ、それに足を乗せて歩く高足の竹馬ではなく、竹の先に木製の馬の顔に模したものや手綱をつけ、またがって遊ぶものである。
初春に子どもが遊んだ玩具の「春駒」が近いが、春駒は馬の頭の形をした張り子を竹にさし、末端に車をつけたものなので、厳密には竹馬の友でいう「竹馬」と異なる。

出典:竹馬の友 – 語源由来辞典

「竹馬」は「たけうま」とは別の物で、一本の竹の棒の先端にたてがみをつけ、馬に見立てたもの。
日本では「春駒」と呼ばれた玩具である。
子供たちはそれに跨って、走り回って遊んだ。

垣温は殷浩と並び称されるのが不満で、子供の頃殷浩は自分が乗り捨てた竹馬を拾っていたのだから、自分のほうが上だと主張したという故事から。
本来は、幼なじみ(竹馬の友)でも時には気が合わないこともあることや、ライバルを意味していた。

出典:竹馬の友 – 故事ことわざ辞典

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