オセロは茨城県水戸市の長谷川五郎が1945年に考案したもので、1972年に玩具メーカーのツクダに企画を持ち込み、1973年に「オセロ」の登録商標で販売されるようになった。
商品名の命名には、当初、黒と白の石をジャイアントパンダに見立て、上野動物園のパンダの名前から「ランラン・カンカン」が検討されていたが、旧制水戸高等学校の英国文学教授であった長谷川の父 四郎の発案で「オセロ」になった。
「オセロ」という名は、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『オセロ』に由来する。
この命名は、黒人の将軍と白人の妻を中心に、敵と味方がめまぐるしく寝返るという、緑の平原が広がるイギリスを舞台にした『オセロ』のストーリーに、緑の盤面上で黒白の石がひっくり返りながら、形成が変わっていくゲーム性をなぞらえたものといわれる。