ビール腹は、英語「beer belly」を直訳した語。
英語でも、大量にビールを飲むことで隆起した腹を意味する。
ビール腹の語源は、お腹の出っ張り具合がビールの樽の形に似ていることからや、大量にビールを飲んだ時に膨らんだ腹を指したところからと言われる。
腹の突き出た太った人を「ビヤ樽」とたとえて言うため、その点ではビール樽に由来する説が有力だが、英語の文献では、大量に飲んだ時の腹を「ビール腹」と呼んだ例が多く見られるため、語源の特定は難しい。
いずれかの説から転じ、ビールを飲む習慣によって太った腹を「ビール腹」と呼ぶようになったが、その原因はビールではない。
ビールは体内に蓄積されにくい性質のカロリーで、毎日飲んでも太る原因にはならなず、一緒に食べるおつまみが太る原因といわれる。
さらに言えば、ビール腹は内臓脂肪の蓄積によるりんご型肥満(内臓脂肪型肥満)の腹のことなので、ビールを全く飲まなかったり、おつまみを食べなかったりしても、内臓脂肪を蓄積するような生活を送っていればビール腹になる。