オーロラは英語の「aurora」からだが、その語源はローマ神話の女神の名前「Aurora(アウロラ)」に由来する。
この女神は、曙の女神であったことから、古代ギリシャの詩人が夜明けを指すために比喩的に用い、中緯度でたまに見られるオーロラが夜明けの光に似ているところから、この発光現象も「オーロラ」と呼ばれるようになった。
英語の「aurora」は「極光」のほか、「しののめ」「あかつき」「あけぼの」「曙光」なども意味する。
日本でも稀に赤いオーロラが見えることがあり、『日本書紀』や『明月記』では「赤気(せっき)」の名で表している。
その後も「赤気」もしくは「紅気(せっけ)」の名で見られ、明治に入って「オーロラ」や「極光」の語が使われるようになった。