マヨネーズは、フランス語の「mayonnaise」に基づく語で、語源については諸説あるが、スペインのメノルカ島の港町「マオン(Mahón)」に由来する説が有力とされている。
ルイ13世の宰相であったリシュリュー公爵の率いるフランス軍が、1756年にマオン港を占領した際に食事を求めたが、用意がなかったため、料理人がありあわせのものを混ぜて作ったソースが、マヨネーズの起源といわれる。
このソースを公爵は気に入り、レシピをフランスに持ち帰って、「salsa de Mahón(マオンのソース)」と名付けられた。
その後、料理人たちがこぞってこのソースを作るようになり、広まるにつれ「souce Mahonnaise」「maganonaise」「mayonnaise」と呼ばれるようになっていった。
英語の文献に「mayonnaise(マヨネーズ)」の名が登場するのは、1841年からである。
ちなみに、マヨネーズの英語発音は「メイヨネーズ」に近い。