営むの語源・由来

営むは、「暇がない」「忙しい」という意味の形容詞「いとなし(暇無し)」の語幹に、動詞を作る語尾「む」が付いた語で、元々は「忙しく物事をする」「せっせと務める」という意味であった。
怠ることなく物事に務める意味から、営むは「執り行う」「準備する」「こしらえる」「経営する」という意味を生じた。
その他、営むの語源には、「いと」が「いたずく(労く)」の「いた」と同語で、「なむ」は「なり(業)」とする説や、「いとあむ(糸編)」が転じたとする説などあるが、いずれも音に合う言葉を当てただけである。

TOP
テキストのコピーはできません。