インゲンマメの語源・由来

インゲンマメは、南アメリカからヨーロッパを経由して中国へ伝わり、明の僧であった隠元禅師が、1654年(承応3年)に来日した際、日本へ持ち込んだことから「隠元」の名がついたといわれる。
隠元禅師が日本に伝えたのはフジマメ(藤豆)ともいわれるが、フジマメは平安初期から「アヂマメ」という名で存在している。
そのため、以前から存在したものを改めて「隠元」の名を付けるとは考え難く、隠元が伝えたのは一般にいう「インゲンマメ」との見方が強い。
インゲンマメは、豆の形が腎臓に似ていることから、英語では「kidney bean(kidney=腎臓)」と呼ばれる。

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