降って湧くの語源・由来

降って湧くは、室町時代の『玉塵抄』にある「なにも根本のない、降って湧いたことか」の例が古い。
この言葉は、降ったことによって湧いてくることを表しているのではなく、「天から降る」と「地から湧く」を合わせた表現で、天から降り地から湧くことが同時に起こることを意味する。
そのような思いがけない出来事に遭遇したようなというたとえで、「降って湧いたような縁談」や「降った湧いたような話」などと用いるようになった。

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