顎足付きの語源・由来

顎足付きは、主催者が食事代と交通費を負担することをいった、寄席芸人の隠語であった。
顎足付きの「顎(あご)」は、食べるときに噛み砕くところから食事の意味で、転じて、江戸深川の岡場所などでは、食事代を言うようになった。
「足(あし)」は「足代」の略で、交通費を意味する。
宿泊費も含む場合は、「枕」を宿泊の意味にして「あごあしまくら付き」とも言うが、「顎足付き」だけでも宿泊費を含む事が多い。

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