きざはしの語源・由来

きざはしの「きざ」は「きざ(刻)」の意味。
「はし」は「はしご」や「橋」の「はし」と同じく、かけ離れたところに渡すものを表す「はし(階)」であろう。
きざはしは「きだはし」とも言うことから、長さや面積の単位「きだ(段)」を語源とする説もあるが、「きざはし」が訛って「きだはし」になったと考えるのが妥当である。

漢字の「階」を「かい」と読むのは漢音、呉音では「け」という。
この漢字は、「土盛り」を表す「阜(こざと偏)」に、「きちんと揃う」という意味の「皆」が付いた会意兼形声文字で、段がきちんと揃っていることを表す。

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