みどりごの語源・由来

現在では「嬰児」が一般的な表記となっているが、本来は「緑児」と書き、古くは「みどりこ」と末尾が清音であった。
赤ん坊を「みどりご(みどりこ)」と呼ぶのは、大宝令で三歳以下の男児・女児を「緑」と称するといった規定があったことに由来する。
大宝令で「緑」と称するようになったのは、生まれたばかりの子供は、新芽や若葉のように生命力溢れていることからたとえられたものである。
漢字「嬰児」の「嬰」の成り立ちには、「貝」が首飾りを表し、首飾りをつけた女の子とする説と、「えんえん」と泣く赤ん坊の泣き声を表す擬声語といった説がある。

TOP
テキストのコピーはできません。