松の語源・由来

松は、日本で古くから神の宿る神聖な木とされていることから、「神を待つ」の意味が妥当で、「祀る(まつる)」「祭り」などの意味も考えられる。
その他、松の語源には、久しく齢(よわい)を保つところから、「たもつ」の略転とする説。
行く末を待つ意味の「待つ」からとする説。
葉がまつ毛に似ているところから、まつ毛の「まつ」とする説。
葉が二股に分かれるところから「また(股)」の転など、他にも多くの説がある。

漢字の「松」は、「木」+音符「公(つつぬけ)」からなる字。
葉が細く、間が透けているのを表している。

日本で松は、長寿の象徴、正月の門松、松竹梅では筆頭となっているなど大変尊ばれている木だが、中国では無骨者扱いされている。

TOP
テキストのコピーはできません。