アニメは、英語「animation(アニメーション)」の略。
英語の「animation」は、日本で用いられるアニメの意味のほか、「生気」や「活気」、「活発」といった意味がある。
これは、「animation」が「霊魂」「魂」を意味するラテン語「anima(アニマ)」に由来するためで、止まっている絵に命を与え活動させるところから、このような動画も意味するようになった。
日本では当初、映像関係の業界用語として「アニメーション」が用いられるだけで、一般では「漫画映画」や「動画」、テレビで放映されるものは「テレビ漫画」と呼ばれた。
「アニメーション」を略した「アニメ」は、1970年中頃より用いられるようになり、1980年代に一般的な呼称となった。
「animation」を略しても「e」の文字が無いため「anime」とはならず、本来は海外で通用しない和製英語である。
しかし、日本のアニメは海外でも評価を得ていることから、日本製アニメーション作品を「anime」と呼び、「animation」の略としてではなく、日本語由来の言葉として位置づけられている。
その他、日本製アニメーション作品は「manga(マンガ)」、「ジャパニメーション(Japanimation)」とも称される。