草の語源は、「カサカサ」「グサグサ」といった音からとする説や、「毛」から分化したとする説。
「クサフサ(茎多)」の約略や、毎年枯れることから「腐る」の意味など諸説あるが、どれも説得力に欠ける。
「く」は「木」が「コ」「キ」「ク」と母音変化することから、「茎」の「く」と同じく「木」を表したものと考えられる。
「さ」は接尾辞「さ」で、木が硬くて大きく真っ直ぐなのに対し、草は柔軟で短いことから、木と区別するために加えられたものであろう。
ネット用語の「草」は、元々「(笑)」と書いていたものが変化を繰り返した結果である。
海外ゲームでローマ字入力しかできない時、「笑」を「warai」と表記するようになり、短縮されて「w」と書くようになった。
その後、笑いの度合いを「w」の数で表すようになったことで、「wwwww」などは草原のように見えることから、「マジ笑える」の意味で「マジ草生える」と表現されるようになり、「草」が「笑」を意味する文字となった。