中国の史書『春秋左氏伝』に「諺に曰く、狼子は野心」とあるように、本来、野心は狼の子が人に飼われていても飼い主を害そうとするような、野性の荒々しい本性を意味する漢語であった。
そこから、野心は馴れ服さないで害そうとする心、他人を害そうとしたり謀反を企てたりする人を意味するようになり、更に転じて、身分不相応の良くない望みを意味するようになった。
日本でも悪い意味に限って用いられていたが、野心を抱くことは意欲的であり、向上心があることと捉えられ、現在では良い意味で用いられるようになっている。
中国の史書『春秋左氏伝』に「諺に曰く、狼子は野心」とあるように、本来、野心は狼の子が人に飼われていても飼い主を害そうとするような、野性の荒々しい本性を意味する漢語であった。
そこから、野心は馴れ服さないで害そうとする心、他人を害そうとしたり謀反を企てたりする人を意味するようになり、更に転じて、身分不相応の良くない望みを意味するようになった。
日本でも悪い意味に限って用いられていたが、野心を抱くことは意欲的であり、向上心があることと捉えられ、現在では良い意味で用いられるようになっている。