癪に障るの語源・由来

癪とは、胸や腹のあたりが急に痙攣して激痛が走ることで、「さしこみ」のこと。
腹が立った時には胸や腹が痛むことから、「癪に障る」と言うようになった。
「障る」と「触る」は同源ではあるが、「癪」は体の部位のように触れられるものではなく、「癪」という病気になることを表しているため、「癪に触る」と書くのは間違いである。

漢字の「癪」は、「積」に「病垂れ」からなる字で、辛苦が積もって起こる病という意味から作られた和製漢字。
「しゃく」と読むのは、「積」を呉音で「しゃく」と読むことに由来する。

出典:癪に障る – 語源由来辞典

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