口説くの語源・由来

口説くは「口で説く」が語源と思われがちだが、漢字は当て字である。
くどくの「くど」は、擬態語の「くどくど」や形容詞「くどい」などの「くど」が動詞化され、「くどく」になったと考えられている。
「くどく」は平安末期頃から見られる語だが、この頃は、くどくどとしつこく言う意味や、祈願する意味で用いられた。
「女性を口説く」というように、異性に対する求愛の意味で「口説く」が用いられるようになったのは、室町時代頃からである。

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