若干の語源・由来

若干は、「干」の字を「十」と「一」に分解し、「一の若く(ごとく)、十の若し」とした語。
つまり、「一のようであり、十のようでもある」という意味になることから、はっきりしないが、あまり多くない数を表すようになった。
わずかな人数を表す「若干名」といった用法は、中国古代の思想書『墨子』でも「若干人」の形で見られる。

年が若いことを意味する「じゃっかん」を「若干」と誤表記されることも多い。
「若」の字がつくことからと思われるが、年が若い意味の「じゃっかん」は、「弱冠」と書くので注意が必要である。

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