近世の公文書に同居人の肩書きとして、「◯◯方居候」などと記したことから出た語。
「居」は「存在する」「居る」の意味、「候」は「あり」の謙譲語で「であります」「でございます」を表し、「居ります」が居候の原義であった。
居候は家族制度からあぶれた者を社会的に認知するために用いられた肩書きであったが、川柳などでは、その肩書きの狭さや独立心の無さを笑いの対象として扱われた。
明治時代以降には、「迷惑な厄介者」という意味合いで用いられるようになった。
近世の公文書に同居人の肩書きとして、「◯◯方居候」などと記したことから出た語。
「居」は「存在する」「居る」の意味、「候」は「あり」の謙譲語で「であります」「でございます」を表し、「居ります」が居候の原義であった。
居候は家族制度からあぶれた者を社会的に認知するために用いられた肩書きであったが、川柳などでは、その肩書きの狭さや独立心の無さを笑いの対象として扱われた。
明治時代以降には、「迷惑な厄介者」という意味合いで用いられるようになった。