どんぐりの語源・由来

どんぐりの漢字「団栗」は当て字。
どんぐりの語源は諸説あるが、この実をコマにして遊んだことから、コマの古名「ツムグリ」が「ヅムグリ」となり、「ドングリ」に転じたと考えられる。
ツムグリの「ツム」は「回転する」といった意味があり、「クリ」は「石」を意味する古語である。
その他、どんぐりの語源には、朝鮮語で「円い」を意味する「トングルダ」、蒙古語で「円い」を意味する「トグリク」、日本語で「円い輪」を意味する「トグロ」など、アジア圏で「円い」を意味する語系からといった説もある。
ただし、アジア圏の語系であれば、古くから用例が見られそうあるが、「どんぐり」という語の用例は、江戸になってからである。
また、トチの栗で「橡栗(トチグリ)」が音便化され、「どんぐり」になったとする説もあるが、有力とはされていない。

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