手塩にかけるの語源・由来

「手塩」の語は室町時代から見られ、元は膳の不浄を払うために小皿に盛って添えた塩のことであった。
のちに、食膳に添えられた少量の塩を「手塩」と呼ぶようになった。
食膳の手塩は、味加減を自分で調えるように置かれたものなので、人任せにせず、自らの手をかけて面倒を見ることを「手塩にかける」と言うようになった。
世話をする意味で「手塩にかける」が使われるようになったのは、江戸時代からである。

TOP
テキストのコピーはできません。